島田社長は社長交代の理由について、「就任時からまもなく6年が経過する。就任時に喫緊の課題とした会社業績の安定化、業務運営の効率化にめどがついたと判断し、新しい力に道を譲ることが最適と判断した」と述べた。
T&D保険グループは2016年度から中期経営計画「Try&Discover for the Next Stage〜成長領域拡大の3年」に取り組んでいる。
同計画では、今後10年間を見据えたファーストステージの3年間と位置づけ、成長領域の拡大として①シニアマーケットへの取り組み強化②T&Dフィナンシャル生命の戦略的強化、を挙げる。
T&Dフィナンシャル生命は、グループ内で銀行窓販や来店型ショップなどの乗合代理店市場開拓の役割を担い、グループ一体となり戦略的に強化することで同市場でのプレゼンスの拡大に全力投入する。
板坂新社長も「3カ年の中期経営計画を着実に推進して、乗合代理店市でのトップブランドをめざす」と強調する。
なお、前中期経営計画(2014年度〜15年度)で、同社は複線化をキードライバーに、商品では平準払いと保障性、チャネルでは銀行窓販に加え、来店型ショップへの展開、販売代理店数の増加に取り組んだ。
平準払いでは15年8月に「家族をつなぐ終身保険」、12月に「働くあなたにやさしい保険」をそれぞれ発売。15年度業績は平準払いが好調で、新契約高2362億円のうち838億円となり、13年度の149億円から5・6倍に増加した。
15年度末の代理店数は206、うち金融機関が156。来店型ショップは49で、14年度末と比べると40代理店増えている。
板坂新社長は抱負、取り組みたいテーマをこう述べた。
「これまでの路線をしっかりと踏襲して、まずは現行の中期経営計画を着実に実行し、目標達成をめざす。これまで営業企画部門のトップとして、金融機関、来店型ショップの人たちや、事業本部のメンバーの意見・アイデアに耳を傾けながら、迅速に行動に移し、組織をまとめ上げることを心がけてきた。これからもそれを続けていきたい」
なお、2019年4月にT&Dホールディングス設立15周年を迎える。
●いたさか・まさふみ 1963年10月25日生まれ、53歳。和歌山出身。87年早稲田大学卒業。2004年6月大同生命入社。07年2月T&Dフィナンシャル生命金融法人部長、同年9月事業推進部長、11年執行役員事業本部長事業推進部長、12年同営業企画部長、13年執行役員事業本部長、 15年4月常務執行役員事業本部長、同6月取締役常務執行役員事業本部長。
好きな言葉は西郷隆盛の遺訓「人を相手にせず、天を相手にせよ。天を相手にして己を尽くし、人をとがめず、我が誠の足らざるを尋ぬべし」。
仕事をしていく上でいちばん大切にしていることは「情熱」。趣味はランニング、旅行、食べること。
目次は①ガンの疑いがある②検査結果を聞く・診断を受ける③治療方法を決める④治療にのぞむ⑤通院治療や定期的検査を受けるなど。
同社とヘルスケア企業のMSDは、ガン患者向けの支援プログラムを協同で開発、提供することで合意し、その第一弾として作成。
「First Guide」には、ガン治療経験者約800人のアンケート調査結果が反映されている。井林秀樹プロダクトマーケティング部長(=写真)は、こんな例を挙げる。
「一連の治療の中で一番苦しかった時期はどこですか」という質問に、「がんの疑いを医師から言われた時からガン診断されるまでの期間」という回答があった。
不安の募る回答者は、インターネットで同じ境遇の人のブログを読みあさるが、何も分からず、どうしたらいいが分からなかった。
では、「どうすべきでしたか」という質問に、「自分の生き方をきちんと考えるべきだった」と口々に答えた。
井林部長は「いちばん重要なことは治療の選択で、例えば仕事と治療を両立したいという考えを固めておけば、それを医師にぶつけ、それに合った治療を考えることができる」と指摘。
「First Guide」の最大の特長は、自身の考える「生き方」を書き込むことで、納得のいく治療方法の考え方などをまとめられること。イメージ的にはガン治療の「母子手帳」だという。
現在、営業現場で既契約者に配布している。反応は鈍いが、「実際にガン疑いとなったときにこれを見れば役立つ」と井林部長。冊子の情報を補完する位置づけでWebも立ち上げた。
この「First Guide」開発の背景には、付帯サービスのバックボーンとなる考え方がある。それが「Patient journey」。医療機関や製薬会社では、普通に使われているという。
病気などへの不安を感じてから、予防から検査、診断、治療と続き、終末期、看取りの一連の流れを旅にたとえている。
ガンの「Patient journey」を踏まえサービスのあり方を、井林部長はこう力説する。
「ピインポイントに給付金を払えばいいとか、付帯サービスを付けるだけでは対応できない。ガンに対して包括的にサポートできる体制を目指し、ガンへの不安をなくすことのできる大きな価値を提供したい」
なお、2013年8月に発売した「終身ガン治療保険 GuardX」は、昨年12月に40万件を突破し、直近で43万件の実績。
一般的に考えれば、子どもが小さいときに、主たる稼得者死亡の際の経済的不安感は強いものですが、遺産動機型リスク認知ついてはどのように認識度合いを強める、あるいは弱めるのでしょうか?
4月からの保険料率改定の公表が続いています。まず、過去の料率改定が新契約にどんな影響を与えたか、生命保険協会の「事業概況」から見てみましょう。今回の改定では過去とは異なる動きを示すことも考えられます。
犬・猫飼育者に2016年のペット関連支出を聞いたところ、犬飼育者は「5万円以上〜10万円未満」、猫飼育者は「5万円未満」という回答が最も多かった。「治療費」は想定以上にかかる。
既契約者に対する定期的なフォローは非常に重要で、新規顧客の開拓に意識が向かいがちですが、個人の医療保険・ゴルファー保険まですべての契約を取っていなければ、十分見込み先となります。
単純で分かりやすい話を心掛けます。相続のアプローチでいえば、まず「社長を中心とした親族表を作られませんか」と持ちかけます。法律の及ぶ範囲をはっきりさせ、ここを起点に話を展開していきます。
予定利率引き下げの影響を商品ごとに概観し、新たな提案手法をチェック。スペックダウンといわれる中で、本当に提案力が喪失してしまうのかも確認し、年度末、新年度に向けた行動指針を考える。
三井住友海上あいおい生命は4月2日、個人向け商品ブランド「&LIFE」シリーズにおいて、新商品「&LIFE新総合収入保障」「&LIFE新収入保障」を発売する。
責任の重い世帯主への保障として、万一のときだけでなく、病気やケガによって就労不能状態や要介護状態となった場合の「働けなくなるリスク」への関心が高まっていること、共働き世帯の増加や女性の社会進出の進展といった環境やライフスタイルの変化などを背景に、女性や若年層においても十分な保障を準備することの必要性が増している。
同社はこの商品を、「働けなくなるリスクについて保障範囲・内容をさらに拡充し、新たなラインアップとして発売する」と語る。
取扱要領など未公表部分もあるが、概要を紹介しよう。
・働けなくなった場合、「公的制度に連動した基準」または「会社基準」に該当したときに年金を受け取れる。
・新保険料払込免除特約を付加することにより、「悪性新生物(ガン)と診断確定されたとき、心疾患・脳血管疾患により入院されたとき」、以後の保険料の払い込みが不要となる。
・被保険者の健康状態、喫煙歴などの状況、自動車等の運転履歴に応じて保険料を割り引く「健康優良割引」を付加することができる。
表1のとおり。
①特記事項
・保険契約の型は、保険期間の途中で変更できない。
・収入保障年金・高度障害年金・生活障害年金・生活介護年金・特定就労不能障害年金は、重複しては支払わない。
・年金の支払事由に該当したときから保険期間満了日までの期間が最低支払保証期間に満たない場合でも、最低支払保証期間の支払いを保証する。最低支払保証期間は、5年(60回)・2年(24回)・1年(12回)から選ぶことができる。
・保険料払込期間中に解約したときの解約返戻金はない。ただし、保険料払込期間が保険期間よりも短い場合、保険料払込期間満了後に解約返戻金が発生する場合がある。
②付加可能特約
新保険料払込免除特約、リビング・ニーズ特約、区分料率適用特約
被保険者の健康状態その他が会社所定の基準を満たす場合、申込時に契約者から申し出することにより、健康状態、喫煙歴などの状況、自動車などの運転履歴に応じて保険料を割り引く。
なお、保険料例中の「SD」とは、この特約における「優良運転者(セーフティ・ドライバー)」を示す同社の呼称。
①非喫煙者の基準
過去1年間喫煙していないこと
②優良体の基準(次のすべてに該当)
・血圧値が会社所定の範囲内であること
・BMI(ボディ・マス・インデックス)値が会社所定の範囲内であること
③優良運転者の基準(次のいずれかに該当)
・自動車保険の契約等級12等級以上であること
・「ゴールド運転免許証」を持っていること
・運転免許を持っていないこと(免許の取り消し・停止の場合を除く)。
表2のとおり。
ただし、月払い・口座振替扱いで、
①〈&LIFE 新総合収入保障〉
新収入保障保険(払込期間中無解約返戻金型)無配当、保険契約の型=Ⅲ型、最低支払保証期間=2年、基本年金月額=15万円、保険期間・保険料払込期間=65歳、区分料率適用特約
②〈&LIFE 新収入保障〉
新収入保障保険(払込期間中無解約返戻金型)無配当、保険契約の型=Ⅰ型、最低支払保証期間=2年、基本年金月額=15万円、保険期間・保険料払込期間=65歳、区分料率適用特約
iDeCoに新規加入または移管完了から1年間は、すべての顧客を対象に運営管理手数料は0円。また、1年後以降もiDeCo口座内の残高または拠出学累計が10万円以上なら引き続き0円で利用できる。
第一生命は「待機児童解消をはじめとした少子化に係る地域課題への取組」が地方創生に資する「特徴的な取組事例」として認定され、大臣表彰を受賞した。
全国の金融機関などから報告された約1300件の事例の中から34事例が認定されたもの。
第一生命グループは、2011年から同社保有ビルで2500名の待機児童受け入れを目指し「保育所誘致の取り組み」を推進。2500名は全国保育所入所待機児童数(2011年4月時点)の約1割にあたる。
また、2016年からは学童保育誘致にも取り組みを拡げている。
明治安田生命は2月3日、秋田県と幅広い分野での包括連携協定を結んだ。同社が地方公共団体と包括連携協定を結ぶのは初めて。連携事項は次のとおり。
①「日本一高齢者が元気な秋田づくり」
②結婚・出産・子育て
③交流人口の拡大・環境保全
④その他県民サービスの向上および地域社会の活性化
結婚・出産・子育てに関するものでは、「街コン」の開催などの出会い・結婚支援活動や、プロサッカーチーム「ブラウブリッジ」の協力のもと、サッカー教室の開催などスポーツを通じた「子どもの健全育成」に取り組む。
「秋田県が進める諸施策に、当社の保険事業や社会貢献活動を通じて培った知見やノウハウを提供したい」という。なお、秋田県内の営業職員は約350人。拠点網は1支社・1営業部・8営業所。
制作 株式会社保険社 保険情報・ネットソリューション・チーム
住所 〒166-0003 東京都杉並区高円寺南4-2-8 サンユースビル2 4階
電話 03-3317-0391
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